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子供の爪噛みは、一種の自傷行為で、親の愛情不足が原因などとも言われますが、実際の所はどうなんでしょうか?
実は甥っ子が爪噛みの癖があるのですが、妹の愛情不足とはまず考えられないので、他に原因があるのでは?とも思います。
兄弟姉妹であっても、全員に爪噛みの癖があるかといえばそうでもないんですよね。
爪噛みの癖は、大人になっても治らない方もいらっしゃいます。
そして、学校で爪噛みの癖があると、それだけでいじめの対象になるのでは?とちょっと不安になったりもしますよね?
もしかしたら、爪噛みの癖は、病気なのでしょうか?
もし病気だとしたら、何科にかかるべきなのかも気になる所ですよね?
ということで、今回は子供の爪噛みの原因やかかるべき病院などを簡単にまとめてみました。
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子供の爪噛みの原因は?
子供が爪噛みをする癖は、実は病名が付いており、正しくは「咬爪症(こうそうしょう)」というそうです。病名が付いているので、もしかしたら治りにくいのでは?という心配もあるかと思いますが、実際にはすぐ治る癖でもあります。
では、子供が爪噛みをする原因ですが。次のような原因が考えられます。
✅check!!
- 親からの愛情不足
- 欲求不満
などです。
ただ、同じように育っても子供によって爪噛みをする人としない人がいますよね?
それには、子供の性格も大きく影響しています。
例えば、次のような性格の子供は爪噛みをする子供が多いようです。
✅check!!
- 神経質である
- 緊張しやすい
- 物事に敏感である
- 活発な性格
などが挙げられます。
子供の爪噛みに関しては、情緒不安定な子供や社会に適応しづらい性格の子供がなるみたいですね。
活発な性格と神経質は別のように感じられますが、活発な子供であっても、落ち着きがみられない子供には爪噛みの癖が多いです。
また、爪噛みの原因には、家庭環境も影響していて、親が放任主義だったり、過干渉だったり、厳格なしつけなどをすると、子供は爪を噛みます。
爪噛みは早く治そうと思えば治るのですが、習慣化していく前に治さないと、大人になってもやめられない可能性も出てきます。
爪噛みは治せる病気ですので、まずは家庭環境なども見直す必要があるかもしれませんね。
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大人になっても治らない爪噛み
爪噛みは子供だけでなく、大人にもあり得ます。特に大人の場合は、爪噛みが習慣化していることもあり、治すのに時間がかかることも。
では、大人の爪噛みにはどんな特徴があるのでしょう?
✅check!!
- イライラした時
- 情緒が不安定な時
- 欲求不満な時
- ストレスがたまっている時
- 暇つぶしに噛む
など、自分の思い通りにならないことで、そのイライラを解消するために爪を噛むようですね。
また、爪を噛む癖がある人は、自分の感情をコントロールするのが下手なこともあります。
大人になっても爪噛みがやめられない人は、自制心が上手く働いていません。
爪を噛むことで、緊張を和らげたり、ストレスを開放するなど、自制心が欠如しているからこそ、やめられないんですね。
爪を噛むのは一種の自傷行為と書きましたが、大人にとっても子供にとっても、爪噛みの癖は治した方が良いと思います。
特に大人になってからも爪を噛む癖をやめられない人は、みっともない行為であると認識していてもやめられない負のスパイラルに陥ってる可能性があります。
子供の頃の家庭環境もまた影響してきますので、やめさせるのは難しいのが大人の噛み癖なんですね。
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子供の爪噛みの癖を治す方法
子供が爪を噛み始めるのは、4歳頃からと言われています。と言いますのも、
子供は4歳ぐらいになると、責任感や共感性が出てくることもあり、我慢することを覚える時期だからです。
成長の過程としては、喜ばしいことなのですが、そうなると今度は情緒面で不安が出てくることもあります。
不安や不満を感じた時に、それがストレスだとまだわからないため、一番簡単なストレス解消法として、爪を噛むんですね。
ですので、子供の場合に爪噛みの癖を治したいと思ったら、爪を噛むことをるのではなく、根本の原因を取り除いてあげないといけません。
では、その方法ですが。
✅check!!
●スキンシップなどを増やす
爪を噛む癖を治すためには、原因になるストレスなどのはけ口を与えてあげる必要があります。
不安やストレス軽減したいなら、子供がリラックスできる環境を整えてあげましょう。
具体的にはスキンシップを増やしたり、「大好きだよ。」と声をかけながら抱きしめてあげたりなどが良いでしょう。
子供がわかりやすく愛情を受け取るためには、言葉にしてあげるのが一番です。
頭や体を撫でるだけでも、安心感が出て子供の不安も取り除けますし、ストレスもある程度解消することが出来ます。
寝る前に本を読んであげたりしても、子供はリラックスすることが出来ます。
癖を怒るのではなく、子供の本心を理解してあげて下さい。
●爪を噛む癖が出た時に寄り添ってあげる
爪を噛んでいる場面に出会っても、「なんで爪を噛むの!」なんて怒ったりしてはいけません。
逆に親へのストレスが増えて、更に爪を噛む癖が治らない可能性もあります。
ですので、そんな場面に出合った時には「大丈夫?」「何かあった?」などと話しかけ、抱きしめてあげたりして下さい。
その上で、少しずつ気を逸らしながら、そっと手を口から離してあげるのが良いです。
子供のストレス解消法は様々ですが、爪を噛む癖は子供なりのストレス解消でもあるので、ストレスの原因をまず探ってみましょう。
●子供の話を聞いてあげる
子供が不安な時、すぐに話を聞いてあげられる環境を作ってあげることも大切です。
子供が話をしようと思った時に、両親がイライラしていると、それだけで子供は話したいことも話せなくなってしまいます。
話が出来ないと、それがストレスになり、子供は爪を噛むんですね。
また、習い事が嫌で通いたくないなど、母親に叱られるから嫌々行ってるなどの場合も、ストレスのはけ口を求めて、爪を噛むこともあります。
●爪を噛むことのデメリットを伝える
爪には雑菌がたまりやすい上に、不衛生な体の一部でもあります。
爪を噛む癖があると、それだけ他の病気にかかりやすくなるんですね。
爪を痛めるのは間違いないですし、爪を引っかけたりして怪我をする可能性もあります。
そのようなデメリットを伝えた上で「爪を噛むのは●●だからよくないんだよ?」と伝えてあげて下さい。
くれぐれも爪を噛む行為を「みっともないから止めなさい!」などと叱らないようにしてあげて下さい。
子供の中にはそう言われると意固地になって、逆にやめてやるもんか!と思う子供もいますので。
子供が爪を噛む癖は、母親の育児にも関係があることも覚えておきましょう。
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病院行くとなると何科を受診?

子供が爪を噛む癖は「咬爪症(こうそうしょう」という病気が関係していると書きましたが、
もし病院で治すなら何科にかかれば良いのか悩むところですよね?
実は、爪噛み癖は症状の重さによって、かかる病院が違います。
爪だけに関する悩みでしたら、皮膚科がおすすめです。
軽度の爪噛みで、治る見込みがある場合に限りますが「爪が痛む」「爪が短すぎる」「爪から出血している」などの症状を治したい時です。
ですが、爪噛み癖はストレスなどのはけ口を探していることもあり、本格的に治そうと思ったら、心療内科を受診する必要があります。
精神的に不安定な状態が原因で爪を噛んでいる場合には、まずイライラなどの原因を取り除いてあげないといけません。
カウンセリングだけでも十分効果がありますので、どうしても治らない時には受診してみて下さい。
爪噛みの原因が精神的なものである場合は、まず心療内科に行き、原因を取り除いた上で、爪の治療のために皮膚科に行くのがおすすめです。
まとめ

爪噛みの癖はストレスなどが原因だったんですね。
確かに子供とは言っても、ストレスもたまるでしょうし、癖がつくのも仕方ないですね。
でも爪噛みは病気の一種でもありますし、大人になるまで続いてしまうと、より治しにくい病気でもあります。
親の愛情不足が原因のこともありますので、普段から愛情を注いであげれば、不安やストレスも取り除けるかもしれないですね。
爪を噛む行為は子供から出される「SOS」のサインでもあります。
そのサインに親が気付いてあげて、悩みなどを簡単に打ち明けられるような家庭環境を作ることも大事だと思います。
どうしても気になる場合は、専門の心療内科などを受診し、悩みの原因を取り除いてあげるのも良いかもしれません。
爪噛みの癖は、誰にでも起こりうるものです。
子供はストレスの発散方法がわからず、爪を噛むこともあります。
まずは、親が不安要素を知ってあげることが、治すための近道かもしれないですね。
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