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産後クライシスの意味と症状とは?産後うつとは違うものなの?

産後クライシスの意味と症状とは?産後うつとは違うものなの?

産後クライシスと聞くと、もしかすると産後うつと同じものと考える方も多いかも知れません。

ですが、似ているようでも産後クライシスと産後うつとは全くの別物です。

何故なら、クライシスの言葉にはうつとは違う意味があるからです。

意味も違いますが、産後うつが昔からあるのに対し、産後クライシスは割と最近できた造語です。

ただ、どちらにしてもかかってしまうと、家庭崩壊の危機がある一点に置いては似た物と考える事も出来ます。

 

とはいえ、産後うつは病気に近いですが、産後クライシスは社会現象の一つとも考えられるので、やはり両者は違うものと考えた方が良いでしょう。

ではそもそも、産後クライシスには一体どんな意味があるのでしょう?

産後うつと違うなら、その違いを知りたいですよね?

以下に、産後クライシスの意味と症状、産後うつとの違いなど、簡単にご紹介します。

 

産後クライシスの意味は?

産後クライシスは、産後うつと間違われやすいですが、意味は産後うつとは違います。

産後クライシスと言う言葉は、NHKの情報番組で使われたことで有名になった造語で、クライシスには「危機/崩壊」などの意味があります。

 

✅産後クライシスとは?

産後クライシスとは産後2~3年間という短い間に夫婦の愛情が急速に冷め、夫婦関係が悪くなることを言います。


産後に夫婦関係が悪くなると言うのは、割と昔からあったようですので、いま急に出てきた問題ではありません。

 

ただ、昔の結婚情勢を見てみると、昔は結婚相手と一生付き合うのが当たり前のような風潮がありました。

また、結婚した時に夫婦以外の例えば親や親せきなどと一緒に暮らすことも多かったようです。

だからかもしれないですが、今のように夫婦関係の悪化が問題視されることは少なかったんですね。

 

現在の日本では、女性が社会進出が出来るようになったことで、結婚観が変わったり、幸福感の価値が変わったりすることが多くなりました。

そのため、愛情を感じない相手と無理に暮らすことはないという風に変わってきたんですね。

産後離婚する夫婦が多くなったと言う事で、産後クライシスなんて言葉が生まれたとも言えます。

産後クライシスの影響を受けてか、子供が2歳になるまでに別れる夫婦も増え、産後2年のうちに愛情が4割も落ちるという統計も出ています。

 

多かれ少なかれ、産後に夫婦間の愛情が冷めたり、仲が悪くなると言うのは現代では珍しいことではないのかも知れませんね。

 
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産後クライシスの症状はどんなものがあるの?

産後クライシスになると、どんな症状が現れるのかは余り知られてはいません。

症状を知っておけば、自分が産後クライシスに陥ったかどうかを知る事も出来ます。

原因がわからなかったとしても、やはり症状はどんなものがあるのかを知っておく必要があるでしょう。

 

以下に、産後クライシスになった時にどんな症状が現れるのかをまとめてみました。

 
  • パートナーと会話をするのが億劫になった
  • パートナーと一緒にいるのが気まずくなった
  • パートナーの些細な言動にイライラするようになった
  • パートナーの顔を見るのも嫌で、常に離婚を考えるようになった
  • パートナーの些細な言動に落ち込む事が多くなった
  • パートナーの親に会ったり、子供を見せるのを嫌に感じる
 

などの症状が現れたら、もしかすると産後クライシスに陥ってる可能性があります。

初期の症状で対策を立てておけば、解決策も導けます。

まず、自分が産後クライシスになっているのかどうかを自己認識する必要があると言う事ですね。

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特に、産後はホルモンバランスの急激な変化により、ストレスなどを感じやすい時期でもあります。

産後の過ごし方が悪いとそれだけで、産後クライシスに陥る可能性もあります。

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まずは、ストレスなどをなるべくためないようにして、パートナーへの愛情が冷めないようにする必要があるんですね。

育児を夫が手伝うと言う行為自体が、産後クライシスを防いでくれる事もあります。

産後は母親はデリケートになっている時期なので、くれぐれも軽々しい発言は避け、育児を出来るだけ手伝ってあげることが必要です。

 

産後うつとは?どんな症状が現れるの?

産後うつというのは、産後すぐにではなく、数週間から三カ月くらいの期間に起きやすい、「抑うつ状態」になってしまう病気の事を指します。

症状もうつと非常に似ているのですが、どんな症状があるのかリストでまとめてみました。

 
  • 気分が落ち込んでしまう
  • 不安感にさいなまれる
  • パートナーへ苛立ちを感じる
  • 夜寝られなくなる
  • 食欲が出ない
  • 子供がかわいいと感じなくなる
  • 育児に対して神経質になってしまう
  • 母親としての自信を失ってしまう
  • 無力感を感じるようになる
 

精神的な不調だけではなく、下記のような症状も現れます。

 
  • 頭痛が収まらない
  • 常にだるさを感じる
 

産後うつになったからと言って、母親失格ということではありません。

病気になったことで母親を責めれば、より一層症状は重くなりますし、誰でもかかる可能性のある病気である事も知る必要があります。

 

もし産後うつになった時には、家族や友人に助けを求めるか、精神科にかかる、心療内科を受診するなどして症状が重くならないようにしましょう。

産後うつが軽度な場合は、早期治療をすることで、早く回復することも可能です。

 

もし産後うつの原因がストレスにあるとしたら、ストレス発散の方法を試してみるのも良いかもしれませんね。

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産後うつの治療法にはどんなものがあるの?

産後クライシスの意味と症状とは?産後うつとは違うものなの?産後うつは、産後クライシスよりも深刻な病気で、母親の10~20%に起こりうる病気とも言われています。

もし産後うつにかかってしまったら、まず悩みをカウンセラーに聞いてもらうことから始めましょう。

その上で、精神を安定させるために、自立訓練などの練習をする必要があります。

 

また、産後うつが重症化すると、投薬治療をする事もあります。

母乳を子供に与えている母親にとって、投薬治療のせいで母乳育児が出来なくなるのでは?と不安に思う人もいます。

ただ、薬の種類によっては、変わらず母乳で育児が出来ますし、産後うつが重症化するよりは薬を飲んででも回復させる必要があります。

 

とはいえ、薬はやはり不安要素も強いので、まず精神科などの主治医と良く相談してから、投薬治療をするかどうかを決めましょう。

もし奥さんが産後うつにかかってしまったら、夫にも注意事項があります。

 

産後うつの人にやってはいけないこと

  • 頑張ってと言わないこと
    (すでに頑張っている人には逆効果)
  • 何をして欲しいのかを聞く事
  • 愚痴は聞いてあげても、解決法を自分から指示しないこと
  • 出来ないことは言ってはいけない
  • 夫がサポートする場合も、夫が頑張りすぎるのは避けること


 

などがあります。

産後のうつにかかってしまったら、夫も一緒に精神科に行くなど、出来ることから始めてみましょう。

精神症も軽度な物なら、自然に治る事もありますが、逆にすぐに治らないこともあります。

どれだけ苦しいかは本人にしかわからないことです。

くれぐれも自分の価値観を押し付けることだけは避けるようにしましょう。

 
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まとめ

産後クライシスの意味と症状とは?産後うつとは違うものなの?産後クライシスと産後うつは、全くの別物だったんですね。

産後クライシスの言葉が生まれた背景には、日本の結婚観が変わってきたことも影響しています。

産後クライシスの症状がもし出た時には、今一度夫婦のあり方を見つめ直す時期かもしれません。

母親のわがままととらえずに、夫も一緒になって治療に当たるのが理想です。

 

せっかく結婚して子供も授かったのに、それが離婚の原因になったり、子供に愛情を注げなくなれば、本末転倒です。

子供は両親の力がなくては生まれてこれません。

それを踏まえた上で、産後クライシスや産後うつにならないように、両親ともが注意をするべきでしょう。

生まれてきた子供に責任はないのに、自分が原因で離婚になったとしたら、成長した後の子供の心にも大きな傷を残します。

 

ストレスが高じて夫に辛く当ったりすることもあるかもしれませんが、夫の方もそういう症状が現れる事を知っていれば、理解することも出来ます。

子供がしっかりと育つためにも、普段からお互いを尊敬しあえるような関係を築いていく事が必要なのかも知れません。