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産後は体力が落ちますし、夏場にはスタミナをつけたくなりますよね?
でもちょっと待って!産後の授乳期にはうなぎがNGなんです!
毎年丑の日を楽しみにしていたのに!とお嘆きの声もあるかと思います。
うなぎを食べる習慣は、元々平賀源内が始めたそうですが、夏バテしそうな時のうなぎは本当に美味しくて食べられないのは残念ですよね?
実は、産後にうなぎがNGと言うのは、ある意味正しくてある意味間違っているんです。
産後の授乳期であっても、少量ならうなぎはOKなんですね。
これにはホッとしている方も多いかも知れません。
では、そもそも産後授乳期にうなぎがダメな理由はどこにあるんでしょう?
また、他にも食べてはいけないものがあるとしたら、そちらも気になりますよね?
記事を最後まで読めば、産後授乳期にうなぎがダメな理由と食べてはいけないものがわかるようになります!
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産後授乳期にうなぎがダメな理由は?
うなぎは絶対に食べてはいけない物ではありませんが、産後授乳期に食べる場合は量に注意する必要があります。そして、量以外でも、含まれている栄養素にも注意が必要です。
うなぎが授乳期にダメと言われるのは、ビタミンAと脂質が問題になってくるんですね。
●ビタミンAもダメなの?
ビタミンAと言うと、体に悪いイメージをお持ちの方は少ないと思いますが、摂取量が問題になってきます。
ビタミンAの一日の摂取量は、年齢にもよりますがおよそ1020μgREと言われています。
※μgは『マイクログラム』、REは『レチノール当量(Retinol Equivallent)』
ここでうなぎを見てみますと、100gあたり1500μgREとなっていて、100g食べるだけでも摂取量をオーバーしてしまうんですね。
うなぎ100gは、およそ蒲焼半分なので、産後授乳期には量に注意する必要があると言うことなんです。
●脂質が多いからダメ?
産後授乳期には、脂っこい物を食べてはいけないと良く言われますよね?
うなぎには、脂質が沢山含まれているので、それもうなぎがダメという理由の一つなんです。
なぜ脂質が多いものが授乳期にダメかと言えば、脂のせいで母乳が詰まってしまう可能性があるからです。
母乳が詰まると、最悪乳腺炎になってしまいます。
ただ、脂質の取り過ぎが乳腺炎に関係あるという調査結果は今の所出ていません。
ですから、結局は食べすぎなければ問題はないと言うことになります。
産後には不足しやすい栄養素も沢山あります。
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うなぎがダメかどうか以前に、栄養バランスの良い食事を取ることが一番大事かもしれませんね。
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うなぎは妊娠中も食べちゃダメ?
うなぎが産後授乳期に良くない理由はわかりましたが、妊娠中も避けた方が良いそうです。これも上記の場合と同じ理由で、ビタミンAを取り過ぎてしまうからなんです。
特に妊娠中は、お腹に赤ちゃんがいるので、ビタミンAを取り過ぎると奇形の子供が生まれやすくなってしまうそうです。
特に、うなぎに含まれるビタミンA=レチノールは、食べすぎてしまうと体にどんどん溜めこまれてしまう厄介な栄養素です。
また、レチノールは体外に排出されにくい性質を持っているので、知らないうちに体内に溜まっていってしまう事もあるんですね。
✅レチノールって何?
レチノールと聞いてもピンとこない方も多いと思います。
レチノールと言うのは、血液内に含まれるビタミンAの大半を占める栄養素です。
ビタミンA自体は、体に悪いものではありません。
例えば、こんな働きがあります。
●ビタミンAの働き
- 皮膚や体内の粘膜を健康にする働き
- 目の機能を改善してくれる働き
- 動脈硬化を予防する働き
これだけ聞くと、悪い所ってないんじゃない?と思われるかも知れませんが、過剰摂取すると以下のような問題が出ます。
ビタミンAの取り過ぎには注意!
ビタミンAを過剰に摂取してしまうと、妊娠中かどうかに関わらず、吐き気やめまい、嘔吐、意識障害など起きてしまう可能性があります。また慢性的なビタミンAの取りすぎには、食欲不振、皮膚病などの危険性もあるんですね。
稀に手足のしびれや痛みなども起きることがあり、ビタミンAの過剰摂取には気をつけないといけません。
ただ、逆にビタミンAが足りない時にも、さまざまな症状が現れます。
✅ビタミンAの不足で現れる症状例
- 免疫力が低下する
- 夜盲症にかかる
- 皮膚や目が乾燥してしまう
- 視力が低下してしまう
これに加えて、妊娠中は胎児にも影響が出る恐れがあります。
ですから、ビタミンAは取り過ぎても足りなくても母体や赤ちゃんに影響が出るんですね。
ビタミンAは適量を守れば、肌荒れの改善や疲れやすいなどの悪い面をカバーしてくれる必須の栄養素でもあります。
また、妊娠中にはうなぎがプラスに働いてくれることもあります。
うなぎには、美容効果や疲労回復効果、免疫力の向上効果などがあるので、くれぐれも食べすぎには禁物ですが、たまにご褒美として食べる分には問題ありません。
産後授乳期にはお寿司もダメ!
それがお寿司に代表される刺身などの生魚です。
特に、鯖などの青魚やうなぎと似ていて脂の多いアナゴやトロなどは控える方が良いとされています。
理由は、母乳が魚臭くなること、またうなぎと同じように乳腺が詰まることがあるからです。
お寿司を控えた方が良いと言うのは、母乳のトラブルを避けるためでもあるんですね。
母乳は母親が食べた物によって、味や質が変わると言われているので、余りにも甘すぎたり苦すぎたり辛すぎるものも避けた方が良いとされます。
母乳トラブルが起きる原因となるのは、うなぎやお寿司に限らないんですね。
また、カフェインやお酒、タバコなども控えた方が良いとされています。
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母乳は血液で作られるため、お酒やタバコなども直接影響が出てくるんですね。
産後はストレスが溜まりやすく、時には飲みたくなることもあるかも知れないですが、赤ちゃんのためでもあるので、授乳期は我慢しましょう。
産後授乳期に食べない方が良いとされる食べ物は全て、母乳の味や質に関連するものばかりです。
赤ちゃんだって、美味しくない母乳を飲みたくありません。
もし、赤ちゃんが母乳を飲まなくなった場合は、食べ物の味が影響していないかを確認してみましょう。
母乳には赤ちゃんの免疫力を高める成分なども含まれています。
粉ミルクでも栄養は取れますが、やはり子供の成長を願うなら、より美味しい母乳を出せるようにするのが良いでしょう。
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まとめ
どんな栄養素も過剰摂取してしまえば、毒になってしまいます。
ただ、うなぎなども量にさえ気をつければ、それほど神経質になる必要はありません。
日本にはうなぎを食べる習慣があるので、丑の日くらい食べたい!と思う事もありますよね?
そんな時には、全くダメというわけではなく、量さえ控えればOKとわかれば、ストレスもそんなに溜まらないで済みます。
ストレスによっても、母乳の質は変わると言われています。
産後授乳期にNGな食べ物があるのは、母乳の質を良くするためです。
赤ちゃんが美味しいと思って母乳を飲めるように、まずは毎日の食事に気をつけてみて下さい。
栄養バランスが良い食事を取れば、産後の回復も早くなり、また母乳にも良い効果が現れます。
産後は食べ物にも注意すべきですが、何故NGなのかを知ることで、我慢もしやすくなります。
全ては赤ちゃんと母親のためです。
母体が健康になることで、赤ちゃんも健康に育つとすれば、うなぎくらい我慢できますよね!
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