子育て

子供の叱り方がわからない…正しい叱り方&ダメな叱り方まとめ!

子供を叱る時、つい感情的になってしまう…

 

子供を叱るという事は、親の心にも後悔を残すことがあります。

子供を叱るという行為自体は必要ですが、感情的に怒るのであれば、それは子供にも親にも良くないことです。

良く「殴った方は忘れても、殴られた方は忘れない」と言われますが、理不尽な怒りをぶつけられて育った子供は大きくなってもそれを恨みに思う事だってあります。

ただ、正しく叱ることが出来れば、それは思い出として残ったとしても、恨みに思うことは少ないでしょう。

叱られたという事は、自分が悪いことをしたからだと思うからです。

 

とは言っても、正しい叱り方をわかっていないと、つい世間体や感情がないまぜになって、ダメな叱り方をしてしまうこともあります。

正しく叱るという事は情操教育にもなりますし、子供が大きくなって親になった時にもその叱り方は参考になるものです。

情操教育(じょうそうきょういく)とは、感情や情緒を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするためとされる教育、および道徳的な意識や価値観を養うことを目的とした教育の総称。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

では、正しい叱り方とダメな叱り方はどこが違うのでしょう?

出来れば、子供のためにも正しい知り方を知りたいですよね?

 

今回の記事を最後まで読んで正しい叱り方とダメな叱り方を知り、子供にしっかりと理性的に叱ることが出来るようになりましょう!

 

そもそも「叱る」とはどういうこと?

叱ると怒るは似ているように見えて、本質は逆の意味があります。

怒るというのは、絶対に躾(しつけ)にはならず、悪く言えば虐待になることもあるのです。

では「叱る」と「怒る」の違いはどこにあるのでしょうか?

 

違いについて、こんな名言があります。

「自分のために怒る。相手のために叱る。」というものです。

 

辞書で調べると、怒ると叱るは似た意味で載っていますが、自分のためか相手のためかによって意味は全く違ってきます。

以下に叱ると怒るの意味の違いをご紹介します。

 

「叱る」ってどういうこと?

叱るという行為は、子供や大人が他人に悪いことをした時、相手の行動を良くするために行う行為です。

特に命に関わるようなことなら、ここはしっかりと叱るべきです。

同じ間違いを起こさないようにするために、相手のことを思って叱責するのが叱るという行為なのですね。

 

ただ、人間は感情を捨てることは出来ません。

ですから、つい感情的になることもあります。

でもそこでぐっとこらえて、相手が同じ間違いを起こさないように理性で考えるようにしないと、トラブルの元になることもあります。

仕事、プライベートに関わらず、相手の気持ちを尊重した上で、相手に恥を与えるのではなく知識を与えるようにするのが叱る行為の本質なのです。

 

「怒る」ってどういうこと?

怒るという行為は、同じ過ちを犯した場合であっても、腹が立ったという感情を相手に押し付ける行為です。

自分が怒っていることを周囲に知らしめたり、鬱憤を晴らしたり、相手が困ったりしても気にしないことで、とにかく自分の中に溜まった感情を吐き出すだけの行為です。

叱るが相手のことを思ってのことなら、怒るは相手より自分が大事という独りよがりの行為でもあるのですね。

 

感情を捨てることが出来なくても、相手に感情をぶつける必要はないわけです。

怒るという行為自体が、相手に怒りが乗り移ってしまうこともあります。

相手のことを考えるなら、怒るではなく叱って、相手の気分まで害さないような気配りが必要なのですね。

 
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誤った「叱り方」が及ぼす子供への悪影響

子供にダメな叱り方をしていると、子供には当然のように悪影響が出ます。

叱るという行為がエスカレートして、段々当初の目的を忘れ、育児などの鬱憤を子供にぶつける親だっているのです。

 

特に人格を否定するような叱り方は最悪と言えます。

実の親に人格を否定されたら、子供は「自分には生きている価値がない」と思い込んでしまうことだってあるのです。

 

これは子供だけでなく大人にも言えることです。

仕事でミスをした時に叱られるのは仕方ないことです。

でも、例えば「こんな失敗をするなんて、お前はクズだな。」なんて言われたら、どう思いますか?

その相手が親だったら、影響はかなり高いことがわかるでしょう。

子供の叱り方一つで、子供の将来にまで悪影響を与えることもあるのです。

 

全く叱らない場合の悪影響は?

叱り方がわからないからと言っても、全く叱らないのは子供にとっても逆に悪影響になります。

全く叱らなかったとしたら、子供はどんな行為が悪いことなのか知らずに成長してしまいます。

育児放棄は、何も食事を与えないとかそれだけではありません。

全く叱らないという行為も、立派な育児放棄なのですね。

 

子供が大きくなって、叱らないことが理由でいじめにあったり、友達ができなかったりすれば、それは親のしつけが悪い可能性もあります。

悪いことをしたら正しく叱りましょう。

 

子供へ悪影響を及ぼすダメな叱り方


子供に悪影響を及ぼすダメな叱り方を、日常的にしていませんか?

叱り方一つで、子供の将来が左右されることだってあるのです。

以下にダメな叱り方をご紹介します。

 

そもそも叱らない

前述もしましたが、世の中には子供を全く叱らない親がいます。

ある芸能人女性の話ですが、子供が飲食店を走り回っても、障子に穴を空けても叱らない。

そこでびっくりするセリフが「後で弁償すれば良いでしょ。」なのです。

それを聞いた芸能人女性が「〇〇さんの母親ぶりには感嘆しました。」みたいなセリフを言っていたので二度びっくりしました。

 

子供が悪いことをしても叱れない親は、子供が将来に同じ過ちを繰り返す可能性がある事を考える必要があります。

 

他人のせいにする

子供を叱るときに「あそこのおじさんが怒ってるから止めようね。」や「決まりを守ってちゃんとしなさい」ではいけません。

加えて、決まり事を叱る理由にすると「決まりがなければ何をしても大丈夫」などの誤った価値観を与えてしまうこともあります。

叱る時には、何故悪いことなのかをしっかりと説いてあげることが必要です。

 

叱りすぎるのもNG

一度叱れば子供にもわかるはずなのに、ここぞとばかりに色々な注意点を見つけて叱るというのも悪い叱り方です。

宿題を忘れて叱られた後で、落ち込んでいる子供に「部屋なんで汚いの!」や「昨日なぜ寝坊したの!」など続けざまに言われたら、子供だって何を叱られているのかがわからなくなります。

こういう叱り方をする人の多くは、なぜ叱っているのか途中から分からなくなっていることが多いです。

叱る時は、悪い事をしたその時、その事だけ叱りましょう。

 

人格を否定する言葉は絶対にダメ!

絶対にしてはいけない叱り方は、子供の人格を否定する叱り方です。

「情けない子だねぇ。」「あんたみたいな子供いらない」「あんたみたいな子供を持って本当に恥ずかしいよ。」なんて言ったら、子供はどう思いますか?

人格を当の親に否定されるわけですから、子供の心に一生のトラウマとして残ってしまうかも知れません。

子供の心を壊すという行為は、親にだって許された行為ではありません。

人格を否定するような叱り方は絶対に止めましょう。

 

感情的になる

これも経験がある方の多い叱り方だと思います。

「お風呂掃除してって言ったでしょ!」と叱った上で、更に「こんな掃除じゃ意味がないでしょ!」と更に叱ってやり直しをさせるなどのパターンです。

子供に掃除の仕方を教えるのなら、どこが綺麗になってないかをしっかりと教えるべきですし、子供が必ずうまくできるとは限りません。

最後に「何をやらせてもダメね。」なんて捨てセリフを残すようなら、これは精神の虐待です。

 

パパとママ両方が叱る

良く見かける光景にパパが叱りだすと、便乗してママも叱りだす。というようなことがあります。反対の場合もあるかと思いますが。

パパとママが一緒になって叱ることで、子供は逃げ場がなくなってしまいます。

そうなると子供は自信を無くしてしまい、自分で物事を決めることができないようになり親の顔色ばかり気にするようになってしまいます。

パパママ両方が叱るのではなく、パパが叱った時はママがフォローする。ママが叱った時はパパがフォローするなど、叱る時も常に子供のことを思って余裕があるといいですね。

 

子供が伸びる正しい叱り方


子供の成長を促すような正しい叱り方を知っていれば、大きくなっても叱られた事実が経験となって未来にも良い影響を与えます。

では、子供が伸びる正しい叱り方とはどんなものがあるのでしょう?

 

自尊心を傷つけない

叱るときに自尊心を傷つける=人格を否定するなどすると、子供は自分に自信が持てなくなってしまいます。

もちろん年齢に応じて叱り方は変える必要がありますが、特に小学生以下の子供を叱る時には自尊心を傷つけないようにしましょう。

 

「あなた自身が悪いのではない」=「あなたが今回した行為が悪かった」という叱り方ですね。

 

子供にだって自尊心があるのですから、親が心を砕いてしまうような叱り方は避けましょう。

 

叱る時には一つだけ

叱る内容がもし沢山あったとしても、叱る時には一つにだけ絞りましょう。

一つのことが終わらないうちにあれもこれもと叱ってしまっては、何に対して叱られているのがわからないですし、親がうるさいと感じることもあります。

叱っている時間も短くて済みますし、悪いことがすぐにわかるため、子供自身も納得する叱り方になります。

 

叱る時間は短くして、一つだけ。

これが正しい叱り方の基本です。

 

叱る時には30秒以内

中には子供が泣き出すまで、叱るのを続ける親がいます。

また子供が「ごめんなさい」と言うまで気が済まない親だっているでしょう。

でもその叱り方は時間も労力も無駄にするだけでなく、子供の反発を強くしてしまうだけです。

叱るという行為は、自分がしたことが悪かったと思わせるのが目的です。

しつこく叱らず「こら!靴は揃えて!」などと言うだけでも、子供は納得してくれるのです。

 

理屈を説明する

例えば「言わなくてもわかるでしょ!」などの叱り方は正しい叱り方とは言えません。

その上で反論されたら「屁理屈を言うんじゃない!」などと叱れば、子供にだって反発の心が育ちます。

 

子供だって理由があってその行為に及んでいます。

まずは子供の言い分を聞き、それが間違っている事実と理由をしっかりと話してあげるようにしましょう。

 

脅して謝らせるのは一種の虐待です。

 

目標を具体的にする

子供が言うことを聞かない時というのは、子供が何をやったらよいのかわからない場合が多いです。

例えば宿題をしない子供に「もっと勉強しなさい」と曖昧に叱ったのでは効果はありません。

 

「どうして宿題を〇〇ページまでやらなかったの?明日までに頑張って〇〇ページまでやるんだよ?」と具体的に指示を与えるのがポイントです。

 

子供のやる気を起こすためにも、曖昧な目標ではなく具体的に叱るのがポイントになります。

 
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まとめ


私が知っている方の話ですが、子供がお手伝いで庭の水まきをしていた所、近くに布団が干してあったのに気づかず、濡らしてしまいました。

その時、ここが素晴らしいと思うのですが「水まきしてくれてありがとう。でも少し布団がかかってた意味も考えようね。」と教えたらしいのです。

子供にもわかるように、かつ子供のやった行為を褒めた上で悪い所を叱ったというわけです。

子供に叱るなら、子供にもわかるように叱ることが必要です。

 

私の両親はいつも子供の意見を聞かずに、頭ごなしに叱りつけました。

特に母親は育児のストレスを子供で発散してるんじゃないの?と思うくらいに、毎日何か問題を見つけては叱り続けていました。

でも当の両親は育児のためと考えていたのかもしれないですね。

 

正しい叱り方は、親になってみないと分からない所もあるかもしれません。

ただ、子供を大切に思うなら、怒るのではなくしっかりと叱るべきです。

 

大切な子供のためにまず大人から変わりましょう!

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