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三日間しゃっくりが止まらないと、亡くなってしまうなんて聞いたことがありませんか?
子供の頃、しゃっくりが出る度に、この話を思い出し、何だか怖くなった思い出があります。
そう言えば、この二十年くらい、しゃっくりが出なくなりました。
昔はしゃっくりが出る度に、両親から「食べ方が早すぎるから」だとか、色々言われて来ましたが、
そもそも、しゃっくりってどうして出るんでしょう?
何かの病気なんでしょうか?
しゃっくりが出る原因も気になりますよね?
ということで、今回はしゃっくりが出る原因と、しゃっくりは病気なのかどうかをまとめてみました。
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しゃっくりがよく出るのは病気なの?
しゃっくりは、横隔膜が痙攣することで起こります。その際に、同時に声帯が閉じることで、独特の「ヒック!」という声も出るんですね。
横隔膜というのは、肺にある「胸腔」と、胃腸にある「腹腔」の間にあります。
つまりは、呼吸器関連の症状なんです。
しゃっくり自体が起こるメカニズムはまだ完全には解析されていないのですが、
笑いすぎたり、食べるのが早すぎたりすると起こりやすいということがわかっています。
すぐに止まるなら、そんなに気にする必要はありませんが、
もし長時間(1日以上続くなど)続く場合には、以下のような病気のサインかも知れません。
しゃっくりが引き起こすかも知れない病気をまとめてみますと。
✅check!!
●精神的な物
ストレス、神経性食思不振症などの精神疾患の原因に
●中枢神経関係
脳やせき髄の病気、脳挫傷や脳出血などの病気の原因に
●末梢神経関係
心筋梗塞、腫瘍や炎症、横隔膜疾患、代謝性のアルコール中毒、痛風などの病気の原因に
●薬剤関係
ステロイドや睡眠薬などの原因に
どれも放っておくと、危険な病気ばかりです。
たかがしゃっくりと思わずに、長時間続いたり、しゃっくりの間隔が短い場合には、何かの病気のサインかも知れませんので、すぐに病院に行きましょう!
✅check!!
ちなみに、赤ちゃんの場合は、内臓と内臓の距離が大人より近くにあるため、しゃっくりが起こりやすいとされています。
おむつが濡れている時などに、良くしゃっくりが起きますが、長時間続くのでなければ、そんなに心配することはありません。
逆に無理にしゃっくりを止めようとすると、赤ちゃんが苦しい思いをするので、気をつけて下さい。
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しゃっくりが出る原因って?
しゃっくりは呼吸筋(横隔膜など)の痙攣が原因で、横隔神経や迷走神経、呼吸中枢が、早食いや笑いすぎ、ストレスなどにより刺激されることで、横隔膜などに痙攣が起こります。
ちなみに、正式な医学疾患名は「吃逆(きつぎゃく)」と言います。
「ヒックヒック」という声は、急に息をしたりして、声門(声帯)が閉じることにより起こります。
横隔膜というのは、肺の真下にあるドーム状の薄い膜の形をした筋肉のことになります。
この横隔膜が収縮をすることで、私達は呼吸をしているんですね。
呼吸を助けてくれる機関、それが横隔膜です。
そして、声帯というのは、喉の中央にあるひだ状の筋肉です。
声帯は呼吸をしている時には開き、声を出す時には閉じるようになっています。
しゃっくりは筋肉の痙攣と書きましたが、もっと言うと、
横隔膜が急速に収束することで起こるんです。
✅check!!
横隔膜が急に縮んだりすると、肺が一気に膨らみ、肺の容量が一時的に大きくなります。
その状態で呼吸をすると、急速に空気を吸い込むため、声帯がキュッと閉まります。
しゃっくりの「ヒック」という音は、声帯が閉まる音なんですね。
でも実は、しゃっくりには延髄も関係しています。
横隔膜は延髄と繋がっており、声門もまた延髄と繋がってるからです。
しゃっくりは延髄が興奮して起こるとも言われていて、一度興奮した延髄は、なかなか収まってくれません。
数分で収まる方もいれば、数日続く方もいるのは、この延髄の興奮状態の違いによって起こるんですね。
興奮が鎮まるのには、個人差があるように、しゃっくりにも個人差があるというわけです。
しゃっくりが起きないようにする対策は?
しゃっくりが出るのが食後に多いのは、以下のようなことが原因かも知れません。
✅check!!
●食べる量が多すぎる
●食べるスピードが速すぎる
●お酒の量が多い
●冷たい食べ物や飲み物を取り過ぎる
●唐辛子などの刺激物を多く食べている
●炭酸飲料をいつも飲んでいる
●しゃべりながら食べている
食後にしゃっくりが出ることが多い場合は、この項目をチェックして、予防に役立てて下さい。
食後にしゃっくりが出ないようにする予防法は、実は簡単です。
- 一口の量を少なくして、良く噛んで食べる
- 食べるスピードをゆっくりにする
- 冷たすぎる物を避け、常温のおかずを食べるようにする
これだけでも、確実にしゃっくりの量は減ると思います。
私が小さい頃、しゃっくりをした時に「早く食べるからだ。」と言った両親の言葉は、正しかったということですね。
ただ、前述しましたが、本来しゃっくりは興奮状態が収まると、一緒に収束するものです。
それが何日も続くようなら、何かの病気が原因かも知れません(病気のサイン)ので、気になったら、病院に行きましょう。
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まとめ
しゃっくりって、子供がなりやすい傾向がありますよね?
私も小さい頃は、良くしゃっくりを起こして、その度に父に治してもらっていました。
軽く見られがちなしゃっくりですが、病気のサインになることもありますので、長く続く時には、気をつけるようにして下さい。
ちなみに、しゃっくりのギネス記録というのがあり、アメリカのチャールズ・オズボーンさんは68年間もしゃっくりが続いたそうです。
幸いにもオズボーンさんは、しゃっくりが原因の病気にはかからなかったそうですが、
皆さんは1日以上続くようなら、迷わず病院に行って下さいね!
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